結成されて10年以上が経過し、バンドマンとしてもベテランの域に達している凛として時雨。

 

このスタイルで長続き、むしろ脂が乗りつつある彼らは奇跡的な存在だといっていい。

 

TKもソロで成功するなど、今や邦楽ロック好きで時雨を知らない人などいないはずだ。

 

3ピースなのにかかわらず、複雑かつエッジの効いたサウンドは他に真似できない個性を放っているし、なにより叫びのようなツインボーカルがヤバい。

 

国内で売れているロックバンドの大半は欧ロックのパクリみたいのから流行りの4つ打ちだったりが定番だが、凛として時雨はどちらにも属せず自分たちの音楽性を独走しているところが魅力的。

 

オリコンでも1位を獲得しているが、どれだけ売れたとしてもサブカル的な匂いがプンプンしているのも時雨の良さの一つと言えよう。

 

そんな凛として時雨を今回は簡単にまとめた記事にしてみた。

凛として時雨というバンド名の由来

まず気になるのが、この変わった名前の由来だ。

 

凛として時雨の作詞と作曲を担当しているフロントマンのTKが決めたらしい。このバンドはすべてにおいてTKが軸になっているのだ。

 

TK「何となく日本語にしたいという思いがあって、キーワードの一つに、“凛として”が出てきたんです。で、僕のつくる曲について“急に降ってくる雨みたいだね”と言われたことがあったんで、“凛として”と“時雨”をくっつけた感じだったと思います…(笑)」

iLOUDインタビューより抜粋

 

とこんな感じ。作曲のときもTKが作成したデモをメンバーでアレンジしたりと頼りにされているようだ。

 

メンバー構成

 

TK (ボーカル・ギター)

345 (ボーカル・ベース)

ピエール中野 (ドラム)

 

ちなみに345と書いてミヨコと読む。

 

TKと345のツインボーカルが好きだけど、繊細な音であるため音響環境の良いライブハウスに行くべき。

アニメの主題歌としての起用

凛として時雨が全国的にヒットした理由の背景にはアニメの主題歌として起用されたことからの影響は大きい。

  • サイコパス(Abnormalize)
  • サイコパス2(Enigmatic_Feeling)
  • サイコパス 劇場版(Who What Who What)
  • 東京喰種(TK from 凛として時雨 unravel)

僕もそこそこなアニメ好きなので拝見したところ、作品の世界観と時雨の世界観がマッチしていて納得の仕上がり。というより東京グールはもろにツボだった。

 

Abnormalizeはサイコパスの番組チーフプロデューサーから”狂気と静寂の共存”という音楽性のオファーを受けてつくられた曲らしい。

 

その直後にMステに出演したこともあり、2012年で飛躍して現在にいたっているわけだ。ふむふむ。

 

凛として時雨のオススメ代表曲

先ほどのアニメ主題歌が代表曲であることは否めないが、それ以外のオススメな曲を紹介しよう。

telecastic fake show

メジャーデビューして最初のアルバム-just a momentからの1曲。

 

初期の#4から比べると粗がとれて、洗練されたサディスティックが現れている。

 

SOSOS

静か目な曲もあるけどちょっとキテる感じが時雨っぽいかなと。

 

I was music

「イイヨ。オカシクナッテ」とヤバい歌詞が印象的な曲だ。

 

自分だったらメンヘラな彼女に対して同じようなことは言えない。絶対に面倒くさいことになること必至だからだ。

 

凛として時雨の場合、正直何を言っているのかボーカルは聴き取りずらいかもしれないが、雰囲気は十分伝わってくるので良しだと思っている。

 

ということで時雨をザックリとまとめてみた。345の読み方を知らなかった人も、アニメでしか知らなかった人も時雨のカッコよさが少しでも伝われば僕は満足です。