ブログをお読みくださっている皆さんは「ケチャ」という音楽を知っているだろうか?
僕は知っている。
それは学校の授業で習ったから。。
たしか小学生の頃だ。
音楽の先生から映像とともに視聴させられたのだが、当時の自分にはインパクトが強すぎたのか頭から離れない。
知らない人はこれを機会に勉強しておこう。世界的にも有名な民族舞踏らしい。
そして、アンダーグラウンドな音楽にとって土着的な音は欠かせないはずだ。
とでも自分に言い聞かせないと、素で「ケチャ」を聴いていたらヤバい人だと思われかねない。
もしも視聴するのが深夜であればなおさらだ。
「ケチャ」のルーツはヒンドゥー教の宗教儀式
「ケチャ」は1920年代にドイツの画家によって提案を受けて一般化し、現在では観光向けにイベントとしてツアーも組まれている。
そうなってしまうと、観光客にとっては上半身裸の男たちが「チャッチャッチャッ」と歌いながら男祭りをしているようにしか見えないかもしれない。
しかし、もとを 辿ると「サンヒャン・ドゥダリ」という憑依舞踊で、疫病などを払うために行われた。
初潮前の少女を円の中でトランス状態にして神の声を聞くための舞踏だったらしい。
動画でみると怪しさが伝わってくると思う。
しかし何故だろう?やけに興味をそそられる。
たしかに、こんな人たちに囲まれたらトランスにでも何でもなってしまいそうな動画だ。
適当に「チャッ」ていってそうだけど、指揮者みたいな役割一人と4〜5個のパートに分かれていて、本来はパーカッションが果たすべき役割である裏拍もコーラスでやっている。
その合唱と”ケチャダンス”と呼ばれる、あのダンスに囲まれてしまったところを想像するとヤバい
サイケ要素満載である。
実際に昔は10歳程度の少女がその役を担っていたわけだから、間違いなくトラウマになるだろう。絶対怖い。
ちなみにさっきの動画は「BARAKA」という無言語映画の一部分だ。
映像美とチルな音とが織りなすドキュメンタリーである。
シンプルな映画だけに音響が良い環境で楽しみたい。以外と目が離せなくなるしオススメだ。