ホントかどうか知らないが、最近アナログブームが来てるらしい。
書店に行ってもそういった内容の雑誌も見かけるが実感はない。
レコードの新譜は数年前より値上がりしているが、円安の影響と大人の事情だと思われる。
ということで、もしかしたらアナログを始めたい人のためにオススメのターンテーブルの紹介をしようと思う。
「オレは音質にこだわるから」という人はTHORENSあたりを買えば間違いない。
ここではこれから始めたい人用に3つしか紹介しない。
- コスト重視
- 今までのスタンダード
- これからスタンダードになるかもしれない
キリがないのでシンプルにすることで迷いがなくなることだろう。
まずはコスト重視でお洒落なION AUDIO レコードプレイヤー USB対応
初心者には完璧なターンテーブルといって間違いない。
- 見た目
- 安さ
- USB
欲しいものがすべて揃っている。
中学生でも買える値段だ。
ちなみにターンテーブルの基本として針は別売りとなっている。
針の価格は数千円〜数万円と幅が広い。
ION AUDIO アイオンオーディオ / Archive LP USBターンテーブル レコードプレーヤー IA-TTS-012
上のはコスパ重視のダストカバーがないタイプで最も安い。
しかし、カバーがないと埃がレコードに付着してしまうのでカバーはあった方が良い。
レコードは針が埃を拾ってしまうと音にもチリつきがでたり、ひどくなると針が滑って再生することすらできなくなるからだ。
だから購入するときはカバー付きが無難だ
これを買ってレコードを聴くことができたなら、友達に
「オレ、アナログ聴いてるんだよね」
と、ドヤ顔できるかもしれないがまだ早い
業界ではアナログレコードのことは「ヴァイナル」とも呼ばれている。
スペルは「Vinyl」でビニール=ヴァイナルとなる。
要はレコードはビニールで出来ているけど、ヴァイナルと言った方がカッコイイからだ。
使い方は「それヴァイナルでリリースされてたっけ?」や「オレ、最近ヴァイナルにハマってるんだよね」と言っておけば間違いない。
ちなみに大事なことだがION AUDIOのタンテではDJがほぼ出来ないので注意が必要。
理由はスクラッチやバックキューイングができないことと、ピッチコントローラーがないことだ。
DJがしたいならば次の二つのどちらかになってしまう。
DJ達の御用達!Technics SL1200
これは王道中の王道、これを使ったことがないDJは怪しい。
PCかCDJで勝手にピッチを合わせてくれるような”ゆとり教育のDJ”くらいのものだろう。
これを薦める理由は、今も現役でクラブのスタンダードとして動いてくれているという点につきる。
以前よりは価格も値上がりしてしまったがまだまだ安い方だろう。
私も10年以上使っているが一度も修理したことがない。
おそらく酒でも零さないかぎり、そう壊れるものでもない。あとは湿気にさえ気を付けていれば大丈夫なはずだ。
機械は湿気に弱いので、それだけは十分に注意が必要だ。
そして最近になってテクニクスのターンテーブルが復活するとの噂を耳にしたが、Hi-Fiオーディオとしての開発を進めているらしく、おそらく違った仕上がりになると思われる。
つまりDJ仕様ではないらしい。
予算に余裕があるならパイオニアを検討してもいいかもしれない。
これからのスタンダードになるであろうPioneer PLX-1000
これからクラブ側でターンテーブルを一新するなら、これからはこれになるだろう。
まずUSBが付いている。
そして新しいだけにあらゆる点がテクニクスのそれよりパワーアップしている。
直感的にはパイオニアの堅い音が出ているように感じるが、セッティングでまかなえるだろう。
安定感も抜群だ。あとは壊れなければ言うことはない。
Pioneer DJ用アナログターンテーブル PLX-1000
そう、ほとんどテクニクスと同じだけに使用する側も違和感なく対応できる。
過去にベスタクスのターンテーブルを現場で使用したときは、あまりの使いづらさに倒れそうになった。
スタンダードを使用して、こだわりが出てきたら高級なものにすると良いと思う。
ちなみに高級なタンテもバックキューができなかったりするので、DJとして楽しみたいならば現状はこの2つのアイテムしかないことになる。
他にも似たターンテーブルはあるが、そちらの方が正解だという話はほとんど聞いたことがない。